Alternative Facts in Eastern Utopia/Статья и интервью/Юкари Якумо

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Статья: Симмёмару Сукуна 
 Alternative Facts in Eastern Utopia   Статья: Рейму Хакурей >
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外来人の
自由往来で妖怪の存在は
脅かされ治安も悪化する
しかし幻想郷の危機は
計算された物だったШаблон:Lang

 

八雲紫氏(左)と博麗霊夢氏(右)

 

境界を司る妖怪は沈黙

 

幻想郷は外の世界と隔絶することによって、豊かな社会を築いていることは周知の事実だ。外の世界との自由な往来は、それを崩壊させることに繋がるであろう。今回はそれから掘り下げて、現在の危機、そして起こりうる恐ろしい未来について考察する。

 

文明開化と呼ばれた時代、夜は明るく照らされ、人間から闇の恐怖を奪っていった。妖怪の活動源は人間の恐怖である。つまり妖怪の力が失われていくことを怖れた者達が、自ら存在理由を変革させて作ったのが幻想郷である。その変革させた新しい存在理由とは、外の人間に忘れられること、なのだ。今や人間に怖れられる妖怪というのはポーズに過ぎず、外の世界で忘れられていけばいくほど、妖怪達は存在を誇示出来て、強さにも繋がっていくという、非常に画期的なシステムである。

 

つまり外の世界との自由な交流は、現在の妖怪達の存在否定、ひいては幻想郷その物の崩壊危機なのは、その成り立ちからして明確である。この様な危機事態が明白になっているのにもかかわらず、妖怪達の対応は微妙だ。

 

その理由は簡単に推測できる。幻想郷からみて外はかなり進んだ世界で、文化も技術も何一つ敵わないだろう。もしその力を僅かにでも自分だけの物に出来たらどうだろうか。あっという間にこの幻想郷で覇権を握ることが出来るかも知れない。つまり、外の世界は妖怪達にとっても魅力的すぎる世界なのである。自分だけ交流権を持っているとしたら誰が自分から手放すのだろうか。つまり、外来人、宇佐見菫子氏の自由往来は、誰かの手によって意図的に行われて、意図的に保護されている物であることは疑いようのない事実である。

 

不思議な事に、今の幻想郷のシステムを作ったうちの一人、八雲紫氏は口を閉ざしたままだ。もしかして、まだ気が付いていないだけかも知れないと思って取材を申し込んだのだが、その件については「ノーコメント」ということは、既に知っているという意味と取って構わないかと聞いたところ、「深読みしすぎよ、女子高生の一人や二人、放って置いても問題ないから。むしろ彼女は、外の世界と幻想郷の境界を強固にする役割を果たしてくれるわ」とはぐらかされてしまった。

 

八雲紫氏の言葉からは、外来人を仕方が無く容認しているという言い方に聞こえるが、本当のところはどうだろうか。そもそも幻想郷と外の世界を行き来出来る妖怪は限られている。中でも、自由に行き来しても問題視されない妖怪は、知られている中ではそれこそ八雲氏くらいである。他人を別世界に移動させる力を持っているのも同様に、一部の妖怪だけだ。つまり、この外来人は八雲氏の手によって幻想郷へやってきている、と考えるのが相応である。

 

もし、八雲氏が意図的に外来人を取り込んでいるとしたら、目的は何だろうか。幻想郷を構築した妖怪の手で、腐敗した幻想郷の再構築という所が無難だろう。幻想郷には、妖怪達による永遠の楽園の構築という大目標がある。これを成し遂げるために、一番大きく掲げている理念に、「妖怪の真の自由」がある。「妖怪は何者にも縛られず、何者も縛らない、縛るのは食料だけ」という訳だ。種族間での支配、被支配は基本的にはタブーであるのだが、現状は理想とはほど遠い。陰では前々から存在していた妖怪達の種族間覇権争いが表面化してきているのは明らかだ。この腐敗した幻想郷を壊滅するべく、気が付かないうちに結界を弱めていっているのではないだろうか。

 

外の世界からの外来人に限らず、最近は月の民、地底人、魔界人、地獄の輩など異界の来訪者も多い。こちらは博麗大結界とは別の閉鎖度が下がって来ているのは事実のように思える。これに対しても八雲氏は「幻想郷は決して閉鎖空間ではない。全てを受け入れるものなのよ」とお茶を濁している。

 

博麗神社はノアの方舟Шаблон:Lang

 

八雲氏の陰謀に沿って幻想郷の改革が行われた場合、得をするのは誰だろうか。まずは本人。それと、予めその事を知らされている人物だろう。八雲氏と近しい存在といえば、博麗神社周辺の人間、妖怪達(通称、神社宴会連合)だ。八雲氏は、自分にとって都合の良い神社宴会連合だけを残して、この幻想郷を解体しようと考えているのではないか。残った妖怪達を、再び修羅の世界にたたき落とそうと考えているのではなかろうか。

 

そう考えるといろいろと辻褄が合う。外来人が目撃されるときに一緒に見られる人物は全て八雲氏と距離の近い、神社宴会連合だ。博麗神社には、バランス良く様々な種類の人間、妖怪達が近づいている。博麗神社だけを残して幻想郷を解体しても、妖怪は壊滅することなく新天地を目指せるかもしれない。博麗神社はノアの方舟だったのだ。

 

都合の良い選ばれた幻想郷の民だけで、新しい幻想郷を築く。確かに、完成された妖怪社会を築く為にはこれも一つの方法かも知れない。ただ、それは誰もが自分は選ばれた民であると思っている場合のみ成立する幻想である。やはり正義の記者として、妖怪の為、幻想郷の為にも、外来人を使った幻想郷再構築計画、博麗神社ノアの方舟計画を糾弾し続けたいと思う。

 

最後にその事実に付いて、八雲氏を追求した。「ノアの方舟ー? 貴方、現実の裏を考えすぎて頭の中が陰謀論マニアになってない? 博麗神社にバラエティ豊かな妖怪が集まっているのは、霊夢の性格でしょうね。貴方が気にしている外来人の話だけど、本当にあれは私の仕業ではないわ。その事を一番知っているのは、そうねぇ。本人じゃないかしら。今度、直接話を聞いてみたら?」 八雲氏のはぐらかしは最後まで続いた。

 

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